■ ID
| 1295 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 埼玉県平野部の自然地層中に含まれる重金属類とその特性について
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■ 著者
| 八戸昭一
埼玉県環境科学国際センター 石山高
埼玉県環境科学国際センター 濱元栄起
埼玉県環境科学国際センター 北口竜太
埼玉大学大学院 小口千明
埼玉大学大学院
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■ 出版元
| 日本地形学連合 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 日本地形学連合2010年度秋季研究発表会、平成22年11月13日 |
■ 抄録・要旨
| 本研究では、自然地層中に含まれる重金属類の賦存状態や溶出特性を把握するため、人為的な影響を受けていない堆積物試料を対象としてヒ素・鉛・鉄・クロム・マンガン・アルミニウムそして硫黄などを分析した。その結果、全データについて溶出量値と全量値との関係を求めたところ両者は無相関であった。よって自然地層からの重金属類の溶出特性を制約しているのは地層中に含まれる重金属類の絶対量でなく、水と堆積物との水−岩石相互作用であることが示唆された。また、全ての重金属類は溶出液の液質がpH=3〜4以下まで酸性化すると溶出量値が著しく増加した。海成層のうち貝を多量に含む試料は溶出液の液性をアルカリ側へシフトさせていることから、貝殻片の有無やその溶けやすさが液性、ひいては自然地層からの重金属類の溶出特性を制御する大きな要因と考えられた。
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